電車通勤になり、暮らしの中に通勤時間という概念が発生した。いや前からあったんだけど、社会人になって10年弱、ほぼ基本徒歩通勤で暮らしていたのでできることが限られていたのだ。

ということで、すマホを見るぐらいのことはできる時間、という意味での通勤時間。


問題があって、契約しているキャリアの問題なのか、通勤時間の半分ほどでデータ通信が利用できない状態になってしまっている。現代なのでデータ通信ができないとできることは限られている。

どうしようかなと思っていたのだけれど、日経新聞のアプリがサイレントPushをトリガーにして記事データの事前ダウンロードを実装している、みたいな話を思い出した*1

ということで、先月ぐらいから日経新聞の有料会員になっている。


紙面ビューアーに関しては、なぜせっかくメディアが紙からデジタルに変わったのに古いフォーマットのまま使うのか、とあまりその価値を理解できていなかったのだけれど、実際に有料会員になって記事をチェックしようと思うとあの新聞紙の紙面というのがよくできていたことを実感した。

日経新聞のデジタル版のアプリを見ても目が滑るのだ。同じレイアウトで並ぶ情報は、整理されているようで、逆に違いが分かりにくい。内容と重要性を判断するためにそれぞれの見出しを追ってちゃんと読む必要がある。

まだ自分のよく知っている領域の情報であれば、キーワードだけでもある程度選別もできるけれど、業界紙というわけではないから詳しくない話題も多いわけで、なかなかそういうわけにもいかない。

紙面ビューアでみる場合、取り敢えず紙面が大きく割かれた記事を見て、興味があればちゃんと読めば良いし、興味がなければ読み飛ばせばいい。


日経新聞の紙面ビューアアプリよくできていて*2、各記事を選択するとその記事のエリアがハイライトされてわかりやすい。さらにその状態で紙面の画像のまま読むか、オンライン版のように横書きのレイアウトとして縦スクロールで読むかが選べるもの面白い。

新聞、古いメディアだと思っていたけれどちゃんと進化しているし、普通にめちゃくちゃいいじゃんと思った。長く続いているものにはそれだけど価値や意味があるのだなあと思う。

ところでデジタル版の消費税が 10% どういうことなの?

*1:これ正しいかどうかよくわかってないです。実際に有料会員になって使ってみると、紙面ビューアーのアプリがそれらしい動作をしているけれど、本当にサイレント Push なのか、タイマーでトリガーして動かすような仕組みがあるのかはよくわからない

*2:他紙のものと比べたわけではないです。他もこれぐらい作り込まれてるのかな?