家の中でサングラスをして仕事をすると面白い

最近の流れで僕の職場もリモートワーク推奨ということになった。ということで今日は一日家から仕事をしていたのだけれど、朝から一つ困ったことがあった。PC用メガネが無いのだ。

22歳ぐらいからパソコンを見るときに画面を眩しく感じ始めて、それからはずっとパソコン用のブルーライトをカットするメガネを付けていた。結構気に入っていて、メガネをかけるのが仕事モードに入るスイッチになっていた。

だから家用にも一つ買っていたのだけれど、それが見つからない。

はじめのうちは諦めて裸眼で作業をしていたのだけれど、やっぱりどうも座りが悪く、色々探したところサングラスが見つかった。


f:id:side_tana:20200327224700j:plain
大学の頃自転車乗るときにつかってたやつ

ためしにかけてみると意外と違和感なく作業に集中できた。こめかみのあたりに側圧が加わっているのが大事っぽい。

ということで一日仕事をしていたのだけれど、ひとつ問題があって、意外とサングラスを付けている事実を忘れてしまうのだ。

f:id:side_tana:20200327225546p:plain


結果、ふとした瞬間にサングラスを掛けた自分が登場することになる。










f:id:side_tana:20200327225019p:plain
ビデオチャットでミーティングしようとしたときとか





f:id:side_tana:20200327224138j:plain
トイレに立ったときとか




結構怖いのが急に Slack call とかが来たときで、無意識に取ってしまいそうになる(直前で気付いて慌てて外した)。

とにかく愉快な感じで、ちょっとよかった。

初めて Hello World と画面に表示させた時のこと

は覚えてないんだけれど、初めてじゃないタイミングなら思い出せるのがある。大学の実験でTCPサーバ実装したときとか。

俺には地獄がお似合い*1、という話は置いておいて。ある程度Unix Processに親しんだ状態だと、標準出力に文字列を出力できただけで「ああ、よし、これでもうなんでもできるぞ」という感覚が芽生えると思う。*2

一方で、初めてHello Worldとコンソールに出した時のことを思い出せないのは、自分が何をできるようになったのか理解してなかったからなんだと思う。

たぶん、「ふーん、数行なんだかよくわからないテキストを打ち込んで、コマンドを実行したらテキストが出たけど、これならecho Hello, Worldでいいんじゃないの?」とか「で、この文字はどうやってコンソールに出たんだろう(このprintf()ってのは何をしてるのかな?」とか、そんな気持ちになってたんじゃないだろうか。

初学者にHello Worldをさせたって、ゴールが見えない状況でただ一歩前に進めさせられるようなもので、我々が感じるような感動はない。そうは言っても、Androidアプリを作りたいと思っている人に対して、「じゃあまずはUnix Processから勉強していきましょう」と言っても大体は続かないと思う。

反面、普段の仕事や生活の中で「これってなんの意味があるんだろう」と思うこでも、背景知識を持った時に理解できるようになるものがあると思う。自分にわからないから無意味なもの、というふうに考えるのはちょっと短絡的に過ぎる。

しかし人間自分の知らないことについて想像力を働かせるのは大体困難なので、最終的に我々がとりうる態度は「わかってる人に聞く」「わからないものはわかるようになるまで、わからないものとして放っておく」ぐらいなんじゃないか。少なくとも、想像力で解決できる物事には限界がある。

先週コワーキングスペースに行ったところ隣の席でAndroidアプリ開発の家庭教師みたいなことをしている人たちがやってきて、初学者への手ほどきの様子を見ながら、こんなようなことを考えた。

*1:https://twitter.com/songmu/status/1236228443798298625

*2:Windows まじでわかんないのだけれど、まあめちゃくちゃ違うということはないであろう。

古いビルのトイレで長年の疑問が解決した

全てっていうのは言い過ぎ。


街中でトイレに入ると「トイレでタバコを吸わないでください」みたいな張り紙がされていることがある。見かけるたびに、そんな高校生みたいなことするのか? とか思っていた。

いたのだけれど、今日立ち寄った古めの雑居ビルで、トイレの中に灰皿が備え付けられているのを発見した。えっ、トイレでタバコを吸うのが普通だった時代があるってこと??

ということで雑に調べたんだけど、どうやら港区のルノアールもトイレに灰皿があるらしいことがわかった。川崎のルノアールでも見れるらしい*1*2

だとすると、「高校生みたいなことするやついる?」というのは僕の無知からくる見当はずれな感想で、昔はトイレでタバコ吸うのが割と一般的だったために貼られている普通の注意書きだった、のかも知れない。

あんまり興味がないからトイレの灰皿についてこれ以上調べようとは思わないけれど*3、これもある種の情報の非対称性からくる誤った理解の例だな、と思うなどした。


ところで飛行機のトイレに灰皿があるのはまた別の理由っぽいですね。

*1:https://twitter.com/tily/status/13114285765?s=21

*2:こうなってくるとルノアールの特殊な事情なのか、という気もしてくる……

*3:もし知ってる人がいたら教えてください

最近の振り返り 2020春号

去年の秋に振り返りについて書いた。

tana.hatenablog.com

この前の休みに振り返り自体の振り返りをして、やりかたを変えることにした。この前読んだアジャイルレトロスペクティブズの実践でもある。長いのでこの記事ではこの本のことをふりかえり本と呼ぶ。



ふりかえりの流れ

今回から振り返りは基本的に以下の流れでやることにした。

1. 進め方、タイムボックスの確認
2. Mad, Sad, Glad
3. Five Whys
4. カレンダーの確認
5. 個人で取り組んでいるプロジェクトの進捗確認

この構成はふりかえり本で触れられている「ふりかえりに必要な構成」を参考にしつつ、個人でやるために調整した形になっている。ちなみにオリジナルでは

  • 場を設定する
  • データを収集する
  • イデアを出す
  • 何をすべきかを決定する
  • レトロスペクティブを終了する


ということになっている。データの収集を Mad, Sad, Glad でやり、Five Whys でアイデアを出し、やることを決める形。ふりかえり本を読むとそれぞれのフェーズにあったアクティビティを知れて便利、実際 Mad, Sad, Glad も Five Whys も本で紹介されたのを参考に選んでいる。つまり具体的なアクティビティを決めただけで構成はほぼ一緒ということになる。

Mad, Sad, Glad(喜怒哀)

前回のふりかえりから今回までのできごとを感情を軸に書き出していく。前まで KPT でやっていて、P ばかりが多く出て嫌な気持ちになっていた。Mad, Sad, Glad だと感情と出来事をひもづいて書けるのが良さそう、と思っていて、ふりかえるだけでも「自分はこういう時嬉しいんだな」とか「こういうことが苦手っぽいな」とか、「これは反省すべきできごとだったな(この場合 Sad か、自分に対する怒りで Mad)」といったことがわかって良かった。

Five Whys

次に Mad, Sad, Glad で気になったものをピックアップして、Five Whys で深堀りしてく。チームの場合ピックアップにも合意がいると思うけど、この振り返りは僕一人なので合意不要。

Five Whys、激詰め手法って感じだけれど、うまくやれると本質的な解決策に迫れて良い。

カレンダーの確認

これは説明することなくて、カレンダーのメンテするだけ

プロジェクトの進捗確認

この他、継続して取り組みたいものごとをプロジェクトみたいな単位で切り出して別管理している。たとえば資格取得みたいな活動。

これについては結構難しくて、今回から「先週できたこと」と「今週やりたいこと」をリストにするところまでやることにした。実際には全体のバランスを見て、どのタスクにどれぐらい自分の時間を使うかって話を詰めないと実現可能性が下がるのだけれど、仕事じゃないのであまりきっちりやっても息が詰まるな、ということで気楽にやっている。

一方、特に締切がないものについてなのだけれど、やるきに任せる状態だと結局進まなくなってしまう。そういう失敗をこの半年間してきた。そこで今回は小さな習慣って本で提案されていた方法を取ろうと思っている(この本は正月に @tacke_jp さんに会った時に勧められた)。

小さな習慣

小さな習慣

ざっくりいうと、できるだけ低い目標を設定することで、着手するときの抵抗を下げる。だいたい始めるときが一番大変で、始まってしまえばあとはやる気に任せても大丈夫、という主張。

僕自身も実体験があるので、着手するときの抵抗を下げるために、まずできるだけ低い目標設定をする、というのを試してみようと思っている。



ところでこれを一通り走らせるとだいたい1時間ぐらいかかってしまう。時間をとれないこともしばしばあり、長いときで2週間ぐらいふりかえりをしないことがあった。ふりかえ本では短いアクティビティを用意しておくことが推奨されているけれど、僕の場合その準備がない。これはすでにわかっている課題。

広島

一月の上旬に広島へ行ってきた。広島はもともと遊びに行きたかったこと、新卒で入った会社で当時採用を担当されていた方が広島にいたこと、新卒同期氏と予定があったことが重なって、三連休の後半をつかってガッと行ってきた。

朝、いきなり寝坊。前日早朝に東京を出発し京都まで来てくれた新卒の同期を30分ほど待たせる。。。

京都を出てからは高速で呉まで走り、大和ミュージアムとその向かいにある海上自衛隊の施設を見学する。海上自衛隊の施設は一部に潜水艦が使われていて、中にも入ることができて面白かった。

f:id:side_tana:20200212214735j:plain
左が大和ミュージアムで正面が海自の施設。こう言う調子で建物の一部に潜水艦が使われている。

その後は海沿いの道路を走って広島市内まで移動。飲む予定だったのでホテルに車を停めて、路面電車で広島駅まで行き約束をしていた元人事の方に会う。ご飯を食べつつ近況の話などをした。

2日目は縮景園を見に行った。綺麗なお庭だったけど原爆エピソードが急に登場してそうだよな〜という気持ちにる。出口近くに広島県立美術館があり、ちょうどバレルコレクションの広島展をやってるのを見つけてちょっと気になったけど、もともと予定してなかったのであっさり諦めて尾道へ。

千光寺公園からロープウェーで降り、商店街を散歩してからラーメンを食べた。ロープウェーはお寺や神社の上を通るので若干の緊張感があった。真上ではないとはいえ神様の上を通るのは恐れ多い気持ちになる*1

30分ぐらい並んだ気がする。美味しくてよかったです。

そのあと ONOMICHI U2 ってお洒落スポットを見に行った。古い倉庫を再利用したホテル兼商業施設って感じの場所で、自転車ブランドのジャイアントのテナントが入ってたり、地元の食品が売られたりしてた。

駅前で鯛めしのもとを買って千光寺へ戻る。

夕方ごろに京都へ帰ってきて、同期はさらに東京まで運転して日付がかわったぐらいに東京へついたようだった。

広島は一度行ってみたいと思っていたので、行くことができて良かった。まだまだ味わい尽くせてはないので、また行ってみたい。


ところで鯛めしを食べるにあたっては昆布と茅乃舎だしを使っただし汁を用意し、だし茶漬けということにした。これが大変に美味しく最高であった。出汁は最高。

*1:別にそこまで宗教熱心なタイプではないんだけどさ

さっきまで人の精神の自由について書いていたのだけれど、途中で全部消した。ある時から、このブログには好きなことと実際にやったことだけを書くことにしたのを思い出したのだ*1

*1:最近また忘れてたね