一人旅について

去年から急に一人旅をするようになって、1年で静岡、ニューヨーク、姫路、由布院・別府といったところに遊びに行った。

これまで旅行は友だちと行くのが楽しい、みたいな感覚だったのだけれど、実際にはそんなことはなくて、一人旅も違った面白さがあって良い。

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旅に出るまで

僕は根性が怠惰なので、まず最初に航空券や電車の切符っをとってしまう。あるいは宿を予約するか、ライブとか演劇のチケットでもいいんだけど、とりあえず行くぞ、という状況を作る。

スケジュールが破綻するのはまずいので *1 そのへんは気をつける。特に飛行機は便が限られているので難しい。富豪的に「まあ1週間ぐらい現地いればやることあるやろ、ガハハ」という戦略もある。ニューヨークはこれをやったけど1週間じゃ足りなかったのでまた行きたい。何回行ってもまた行きたいと思う気もする。

時間があれば出発までの間に現地の情報を仕入れる。ガイドブックは全体感をつかめてありがたい。海外に行くときは地球の歩き方を紙で持っておくと安心感がある*2

行く先が舞台の映画とか漫画、小説なんかを読んでおくと街を歩いているだけでアガるので便利。

あとは友達に「ここ行くけど行ったことある人いますか? おすすめとかあります??」 みたいなことを聞く。

計画は目玉を1日にひとつ用意するだけにしている。どうせスケジュールは押したり巻いたり、あるいは体調が悪化するとか天気が悪いとか、未知の要素が登場するので、オプションをいくつか考えておいて、手頃なのを適当に組み合わせる、みたいな事が多い。



現地でのこと

基本的に元気が続くだけ歩くのが良いというスタイルをとっている。歩いているといろんな発見があるし、土地勘がつかめておもしろい。ニューヨークでは毎日2万歩以上歩いてて元気いっぱいだった。

3日以上滞在するときは、ホテルの周辺で日用品を手に入れる場所を探したりする。そうやって不自由を解決して暮らしやすくするしていく過程も面白い。安くミネラルウォーターを買える、みたいな簡単なことで喜びが感じられるのが良い。

会員権があればカーシェアで車を借りるというのも良い。これは僕が車を運転するのが好き、という背景もあるけれれど、選択肢がグッと増える。

これは博多に行った時の話だけれど、太宰府まで行こうとすると博多駅までの移動と、そこからバスに乗っての移動で1時間ぐらいかかるところを、ホテルの目の前にあったカーシェアのステーションから出発することで30分ぐらいで済んだ、というエピソードがある。

そういえば海外で車借りるのはまだやったこと無いのでどっかでやってみたい。

そのほかの視点として、移動手段は普段乗らない交通手段があればそちらを選ぶのが人の理*3ということで、できるだけいろんな種類の乗り物に乗る、というのを評価関数にしている。



行ってみると良い

大人数で出かけるのと違って完全に自由というのが良い。一方で、大人数で行くときの良さ、それぞれの情報を持ち寄って発見的に観光する、みたいなことはできない。

それぞれ違った良さがあるので、一人旅行ったこと無いなあという人がいたらやると良いと思う。

*1:乗り継ぎが最悪で途中の街で1泊とか、最終的に目的地につかないとか

*2:一人だとなんらかのトラブルでネットが使えなくなるとかなり苦しくなりそうなので、保険的に持っておきたい。あと空港から市街地への移動とか、観光以外の現地情報が頼れる気がする

*3:kashmir: ぱらのま, Vol.1, pp.97(2017).