ジョブチェンジ

3月の末で契約満了ということではてなを退職し*1、4月から新しい会社で働いています。

はてなでは Mackerel チームで働いていました。これまで働いたどの会社とも違う雰囲気で、落ち着いて仕事に取り組めた期間でした。また、優れた同僚/マネージャー/チームと身近なプロダクトの開発に関われたのは得難い経験だったと思います。エキサイティングでした。

開発以外にもユーザイベントなど何度か登壇させていただき、これも嬉しい体験でした。

さて、タイトルの通りですが、4月から全く違う職種として働いています。乱暴にエンジニアリングチームの仕事にマッピングすると SRE に近い仕事内容です。

はてな在籍中には DDD 読書会に参加し、ドメインエキスパートとの協働についてみんなで話していたのですが、今は自分自身がドメインのエキスパートに向かって方向転換をしている実感があり、ワクワクしています。

一方、ソフトウェアエンジニアリングが僕にとって趣味であり、武器の一つであることは変わらないと思っているので*2、引き続き IT っぽい話題にはついて行きたいな〜と思っています。引き続きよろしくお願いします。

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*1:元々この4月からの仕事の約束があったので、9ヶ月間の契約社員という形で入社したのでした

*2:本業を疎かにするつもりはありませんが

疲れ果てて寝てしまう

最近は仕事が変わったこともあるのか、家に帰るとすっかり疲れてしまい22時から24時ごろに強烈に眠くなり、スッと寝てしまうことが多い。問題なのが気を抜くと歯磨きとかお風呂に入らずに寝てしまうこと。歯磨き忘れは最悪。朝起きるとまず気持ちが悪いなあと思って嫌な感じの始まりで最悪。お風呂は元から朝にシャワーを浴びて済ませていたのでそこまで気にしてないのだけれど、一方最近は体に疲れが溜まりやすくなってきたなあという感覚はあり、できれば夜に体を緩めておきたいという気持ちがある。

おそらく

  • 早めに部屋の照明を間接照明モードにしてしまう
  • うっかりベッドに潜り込んでしまう
    • というか1Kの部屋なのでベッドが常にアクセス可能な位置にある

あたりが問題であろうとアタリをつけている。

照明を買い換えた

引っ越しを機に10年ほど使っていたシーリングライトを買い換えた。前のものは蛍光管タイプで、雨の日の昼間なんかは気にならないのだけれど夜に使うとオフィスのようで落ち着かなかった。

と言うことで、まずはLEDで色調が調整できるものに買い換えることにした。

そこでどれを買うか悩んで、お店に見に行ったところ間接照明機能のあるシーリングライトがあることを知った。天井との間にスペーサーがあり、照明本体の中央に基板があってその両面にLEDが実装されている、と言うような感じ。中身までは見てないけど。

実際に上面だけ光らせている様子がこれ。


写真では結構白っぽくなってるけど、実際にはだいぶオレンジ寄りの色にして使ってます。

かなり良くて、夜は概ね間接照明モードで過ごしている。リラックスできておすすめです。

家の中でサングラスをして仕事をすると面白い

最近の流れで僕の職場もリモートワーク推奨ということになった。ということで今日は一日家から仕事をしていたのだけれど、朝から一つ困ったことがあった。PC用メガネが無いのだ。

22歳ぐらいからパソコンを見るときに画面を眩しく感じ始めて、それからはずっとパソコン用のブルーライトをカットするメガネを付けていた。結構気に入っていて、メガネをかけるのが仕事モードに入るスイッチになっていた。

だから家用にも一つ買っていたのだけれど、それが見つからない。

はじめのうちは諦めて裸眼で作業をしていたのだけれど、やっぱりどうも座りが悪く、色々探したところサングラスが見つかった。


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大学の頃自転車乗るときにつかってたやつ

ためしにかけてみると意外と違和感なく作業に集中できた。こめかみのあたりに側圧が加わっているのが大事っぽい。

ということで一日仕事をしていたのだけれど、ひとつ問題があって、意外とサングラスを付けている事実を忘れてしまうのだ。

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結果、ふとした瞬間にサングラスを掛けた自分が登場することになる。










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ビデオチャットでミーティングしようとしたときとか





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トイレに立ったときとか




結構怖いのが急に Slack call とかが来たときで、無意識に取ってしまいそうになる(直前で気付いて慌てて外した)。

とにかく愉快な感じで、ちょっとよかった。

初めて Hello World と画面に表示させた時のこと

は覚えてないんだけれど、初めてじゃないタイミングなら思い出せるのがある。大学の実験でTCPサーバ実装したときとか。

俺には地獄がお似合い*1、という話は置いておいて。ある程度Unix Processに親しんだ状態だと、標準出力に文字列を出力できただけで「ああ、よし、これでもうなんでもできるぞ」という感覚が芽生えると思う。*2

一方で、初めてHello Worldとコンソールに出した時のことを思い出せないのは、自分が何をできるようになったのか理解してなかったからなんだと思う。

たぶん、「ふーん、数行なんだかよくわからないテキストを打ち込んで、コマンドを実行したらテキストが出たけど、これならecho Hello, Worldでいいんじゃないの?」とか「で、この文字はどうやってコンソールに出たんだろう(このprintf()ってのは何をしてるのかな?」とか、そんな気持ちになってたんじゃないだろうか。

初学者にHello Worldをさせたって、ゴールが見えない状況でただ一歩前に進めさせられるようなもので、我々が感じるような感動はない。そうは言っても、Androidアプリを作りたいと思っている人に対して、「じゃあまずはUnix Processから勉強していきましょう」と言っても大体は続かないと思う。

反面、普段の仕事や生活の中で「これってなんの意味があるんだろう」と思うこでも、背景知識を持った時に理解できるようになるものがあると思う。自分にわからないから無意味なもの、というふうに考えるのはちょっと短絡的に過ぎる。

しかし人間自分の知らないことについて想像力を働かせるのは大体困難なので、最終的に我々がとりうる態度は「わかってる人に聞く」「わからないものはわかるようになるまで、わからないものとして放っておく」ぐらいなんじゃないか。少なくとも、想像力で解決できる物事には限界がある。

先週コワーキングスペースに行ったところ隣の席でAndroidアプリ開発の家庭教師みたいなことをしている人たちがやってきて、初学者への手ほどきの様子を見ながら、こんなようなことを考えた。

*1:https://twitter.com/songmu/status/1236228443798298625

*2:Windows まじでわかんないのだけれど、まあめちゃくちゃ違うということはないであろう。

古いビルのトイレで長年の疑問が解決した

全てっていうのは言い過ぎ。


街中でトイレに入ると「トイレでタバコを吸わないでください」みたいな張り紙がされていることがある。見かけるたびに、そんな高校生みたいなことするのか? とか思っていた。

いたのだけれど、今日立ち寄った古めの雑居ビルで、トイレの中に灰皿が備え付けられているのを発見した。えっ、トイレでタバコを吸うのが普通だった時代があるってこと??

ということで雑に調べたんだけど、どうやら港区のルノアールもトイレに灰皿があるらしいことがわかった。川崎のルノアールでも見れるらしい*1*2

だとすると、「高校生みたいなことするやついる?」というのは僕の無知からくる見当はずれな感想で、昔はトイレでタバコ吸うのが割と一般的だったために貼られている普通の注意書きだった、のかも知れない。

あんまり興味がないからトイレの灰皿についてこれ以上調べようとは思わないけれど*3、これもある種の情報の非対称性からくる誤った理解の例だな、と思うなどした。


ところで飛行機のトイレに灰皿があるのはまた別の理由っぽいですね。

*1:https://twitter.com/tily/status/13114285765?s=21

*2:こうなってくるとルノアールの特殊な事情なのか、という気もしてくる……

*3:もし知ってる人がいたら教えてください