カタリ派についての本読んでる.カタリ派っていうのはキリスト教の宗派の一つみたいな感じで,カトリック教会からは異端扱いされていて,12,13世紀ぐらいに南フランスを中心に広まった.
カタリ派: ヨーロッパ最大の異端 (「知の再発見」双書160)
- 作者: アンヌ・ブルノン,池上俊一,山田美明
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2013/08/26
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
最初20ページぐらい異端とは,みたいな内容が書かれてて,そこからやっとカタリ派の話に入る.どうしてカタリ派が南フランスや北イタリアで広まって,支持されるようになったのか,っていう背景の話から入って,カタリ派修道士の生活についての話が続く.当時のカタリ派がどういう人生観・世界観をもっていたのかとか書かれてて面白い.
まだ半分くらいしか読んでないけど,オールカラーで写真とか絵とかいっぱい入ってて美術本みたいだけどその割にはそんなに高くないからお得な感じ.竜と戦う天使の絵とか載ってて,二元論の話で,異端者に限らず当時のキリスト教徒は誰もがこの物語から影響を受けた,みたいなこと書かれてる.