内閣府経済社会総合研究所が自殺の統計を公開しているからみていたのだけれど,自殺率という項目があって,一番高い値で,32.66とあった.○○率といわれたら百分率が一番多いと思う.でも100人いて32人が自殺してたらヤバイと思ってよく調べてみたら,この自殺率というのは10万人あたり自殺者数らしい.よかった.

たぶんこういう社会統計では○○率といわれたら10万人辺り○○数のことなんだとおもうけれど,統計調査はいろんな人が見る物だから,ページのどこかにそういう注意書きがあった方が親切だと思った.

あと,自殺者率,人口密度が高いと増える感じがしていたけれど,実際はその逆で,たとえば自殺率トップ10(2010)は

  1. 秋田県
  2. 岩手県
  3. 青森県
  4. 新潟県
  5. 山梨県
  6. 島根県
  7. 山形県
  8. 北海道
  9. 高知県
  10. 和歌山県

だし,都道府県毎の人口密度(2005)は高い順に

  1. 東京都
  2. 大阪府
  3. 神奈川県
  4. 埼玉県
  5. 愛知県
  6. 千葉県
  7. 福岡県
  8. 兵庫県
  9. 沖縄県
  10. 京都府

っていうかんじで,人口密度と自殺者割合だけだと,ふーん,みたいな感じで,でも本当は職業別とか県庁所在地の緯度経度とか,いろんなデータと比較してみないとおもしろくない.何事も,データ無しに語る物じゃないです.